パン食は悪玉コレステロールを増やす?
パン食は悪玉コレステロールを増やしやすいといわれます。
理由はパンを構成するものにありました。
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パン食は糖質+脂質
パンは、小麦粉を練ってイースト発酵して作ります。
しかし、それでは食味が悪いので、市販のパンにはバター、マーガリン、ショートニング、植物油脂などが配合されています。
近年、バターの値上げが進んでいます。
そのために高額になったバターを避けて、安価なショートニングや植物油脂を使うメーカーも増えています。
ご飯の原材料は「米」です。米だけです。
ところが、パンは小麦粉だけではありません。必ず油脂分がついてくるのです。
パンは「糖質+脂質」の食材です。
そして、糖質+脂質の食事は、コレステロールを上げてしまうのです。
コレステロールは体内の脂質ですが、食べた脂質がそのまま体内でコレステロールに変わるのではありません。
脂質は小腸で吸収されることにより、コレステロールとして合成されます。
糖質もそうです。
体の中でつかいきれなかった糖質は、そのまま排泄されることはありません。
糖質も小腸で吸収されて肝臓へ運ばれ、そこで中性脂肪やコレステロールとして合成されるのです。
糖質+脂質の食事は、それだけでコレステロールと中性脂肪を増やしてしまうリスクを含んでいるのです。
パン食と切り離しにくいトランス脂肪酸
パン食は、トランス脂肪酸のリスクも考えなければなりません。
トランス脂肪酸は、パンに使われるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらが含まれている油で揚げたお菓子類に含まれてしまいます。
ちなみに、揚げ麺を使うインスタントラーメンなどにも多く含まれます。
トランス脂肪酸が多いのは、固形の油です。
油を固形化するときには、水素添加という技術を使います。
その水素添加が、トランス脂肪酸を作り出してしまうのです。
水素添加によって固形化された油は、使い勝手が良く、保管も楽なのでさまざまな場所でつかわれています。
もちろん、パンにも多く使われています。
トランス脂肪酸はLDLコレステロールを増やす
トランス脂肪酸がいけないといわれているのは、血管に動脈硬化を促してしまうLDLコレステロールを増やしてしまうからです。
日常的にトランス脂肪酸を過剰摂取している場合には、摂取していない場合より心臓病のリスクが多いことがわかっています。
LDLコレステロールはコレステロールの運び屋です。
ただ、戻ってくる機能はありません。
善玉と呼ばれているHDLコレステロールは、LDLコレステロールを回収する役割を果たします。
このため、両社のつり合いがとれていれば、血中コレステロールを増やすことはありません。
HDLコレステロールによって、LDLコレステロールが肝臓に回収されるからです。
LDLが増えてしまうと、HDLコレステロールは減ります。
すると、回収されないLDLコレステロールが血液中にたくさん残ってしまう状態になるのです。
動脈硬化の発症リスクを上げ、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因になります。
トランス脂肪酸には害があることがわかった2003年以降、海外では使用を規制しているところもあります。
日本ではまだ未規制ですので、普通に食品に含まれています。
日本でもメーカーによっては、その危険性を考慮して使用量を減らしているところもあるので一概に「パンに多い」とは言えませんが、植物性油脂や固形油脂を使ったパンには注意が必要です。
パンより和食がよい理由
コレステロールや中性脂肪が多い人には、パン食よりも和食のほうが良いといわれます。
この2つの理由により、 和食のほうがコレステロールや中性脂肪を下げやすいのです。
パンはそのまま飲み物があれば食べられますが、米を食べるにはおかずが必要です。
コレステロールの排出に欠かせない食物繊維などが食事の中で摂れる割合が大きいため、脂質や糖質の過剰摂取を防ぐことができます。
コレステロールを下げたい場合には、パンは主食ではなく嗜好品として楽しむのが良いでしょう。
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