コレステロールが高いと不妊になる?
コレステロールが高いと不妊になるというショッキングな論文が発表されています。
コレステロールはどうして不妊に関係があるのでしょう?
コレステロールが不妊に関係がある?
夫婦そろってコレステロールが高いと妊娠までの期間が最も長く、妻のみが高くても両親が正常範囲の夫婦よりも不妊期間が長いという骨子の論文が発表されました。
アメリカの米国内分泌学会が発表したものです。
2005年から2009年までの研究をまとめたこの論文は、妊娠を望む夫婦のコレステロール値を測定した結果発表されたものです。
妊娠しづらい夫婦は、そろってコレステロールが高いか、あるいは妻がコレステロールが高いという傾向が出ました。
妻のみが高くても不妊期間が長くなるということで、責任を感じる女性が増えてしまいそうです。
妊娠すると、エストロゲンという女性ホルモンの働きが弱まります。
エストロゲンはコレステロールを下げる働きもあります。
そのため、エストロゲンの働きが弱まる閉経後はコレステロールが増える女性がほとんどです。
コレステロールが高い状態というのは、「閉経後」の体の状態を作り出してしまっています。
エストロゲンは妊娠ホルモンとも言われているホルモンで、妊娠するための体を作るためのホルモンでもあります。
女性の魅力や体調をつかさどるホルモンとも言われています。
コレステロールが高い状態は、妊娠ホルモンのエストロゲンを分泌させにくい閉経後の体の状態にしてしまうのではないか、という説もあります。
まだ原因ははっきりと究明されていません。
原因の究明が待たれます。
では、コレステロールが低ければよい?
低すぎるのも不妊の原因です。
なぜなら、女性ホルモンと呼ばれている妊娠と深い関係のあるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンは、コレステロールを原料として作り出されるからです。
エストロゲンは、子宮の成長と機能をコントロールします。
子宮内膜を作り出して妊娠に備える働きを持っていますので、エストロゲンが不足すると、受精卵が着床するための布団である子宮内膜が十分に作られず、妊娠することが難しくなります。
プロゲステロンは基礎体温を上昇させ、妊娠の状態を維持する働きを持ちます。
どちらの働きが欠けても妊娠には結びつきません。
コレステロールが低すぎると、これらのホルモンが作られなくなりますから、妊娠することは難しくなります。
材料がなければホルモンを作り出すことができず、妊娠するための体作りをすることができません。
妊娠のためには、コレステロールを上げすぎず下げすぎず、あくまで正常値の範囲内にとどめておくことが必要とされます。
コレステロールは正常値が大切!
夫婦のコレステロールが高い場合には、二人そろってコレステロールを下げる必要があります。
男性不妊の原因としても高コレステロールが挙げられていますので、正常値に戻すに越したことはありません。
コレステロールを正常値に保つには、バランスのとれた食事、軽い有酸素運動の習慣が切り離せません。
バランスのとれた食事は、生まれてくる赤ちゃんを高脂血症などから遠ざけることにつながります。
太りすぎると産道周辺に脂肪がつき、お産の時に開きにくくなるため、難産になるなどの説もあるようです。
また、軽い有酸素運動は、出産の際にどうしても必要な筋力を鍛えるのにも役に立ちます。
ウォーキングなどの軽い運動を定期的に行うことによってコレステロールを下げ、同時に筋力をアップして妊娠しやすいからだに整えましょう。
妊娠するとコレステロールは上がる!
妊娠ホルモンであるエストロゲンの関係で、妊娠するとコレステロールは2~3割上がるという説があります。
コレステロールが高いまま妊娠してしまうと、妊娠するとさらに高くなるコレステロールがレッドゾーンに突入してしまいます。
血液量も増え、血圧も上がる妊娠中に動脈硬化のリスクが上がることはとても危険です。
リスク回避の意味でも、コレステロールは正常値にとどめておきましょう。
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