脂質異常症の診断基準と治療方法とは?

脂質異常症の血液検査
LDLコレステロール値が少し高くなると、脂質異常症の心配が出てくる方もいらっしゃるでしょう。

脂質異常症の診断基準は、ここ20年で変化しており、2種類の指標が出ているので混乱を招いています。


脂質異常症の診断基準


2007年の日本動脈硬化学会による脂質異常症の診断基準では、脂質異常症の3つのタイプが次のように定められています。


高LDLコレステロール血症


 LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いタイプの脂質異常症です。 

LDLコレステロール値が140mg/dlを超えると、高LDLコレステロール血症になります。


低HDLコレステロール血症


HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低いタイプの脂質異常症です。

HDLコレステロールが40mg/dlの場合に低HDLコレステロール血症と診断されます。


高トリグリセライド血症


トリグリセライドとは代表的な中性脂肪のことで、高中性脂肪血症とも呼ばれます。

中性脂肪値が150㎎/dl以上の時に診断されます。

 1997年当時の「高脂血症診療ガイドライン」では、総コレステロール値220mg/dl以上、LDLコレステロールが140mg/dl以上というのが高脂血症(今の脂質異常症)の目安でした。 

2002年から脂質異常症と呼ばれるようになりましたが、この時から総コレステロール値は診断基準から除外され、LDLコレステロール値が140mg/dl以上であることが診断基準となりました。

従来の基準であった「総コレステロール」では、悪玉コレステロールが高いのか善玉コレステロールが高いのかが判別できず、善玉コレステロールが高いときにも脂質異常症と診断されてしまうことがありました。

ガイドラインの見直しを経て、現在は上記のような細分化された3つのタイプの脂質異常症の診断基準が設けられています。

このほか、nonHDLコレステロール値も診断の目安として用いられるようになりつつあり、より確実な診断ができるようになってきています。

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違う診断基準があるのはなぜ?


LDLコレステロール値が44歳までの男性で178mg/dl以上、女性で152mg/dl以上、45歳から64歳までは183mg/dl以上、65歳から80歳までは190mg/dlを脂質異常症の目安とする…このような診断基準を目にしたことがありませんか?

これは、日本動脈硬化学会の診断基準ではありません。

日本人間ドック協会の診断基準ガイドラインによるものです。

 日本人間ドック協会の診断基準は、日本動脈硬化学会のものに比べて基準がゆるく、基準値に対する考え方も異なります。 

日本動脈硬化学会としては、その人の持つ危険因子の状態で冠動脈疾患は異なるということ、冠動脈疾患発生のリスクの高さに応じた基準値を推奨することを宣言し、日本人間ドック協会が定めた指標を問題視しています。

日本人間ドック協会が定めた指標は、現在の測定値分布に基づいて基準を設定する方法なので、現実の疾患予防の基準値とは若干のずれがあります。

健康診断で受けた評価と、人間ドックで受けた評価が違うということが起こるのは、この2つの協会が違う指標を出しているからです。

疾患予防に注目すると、病院では日本動脈硬化学会の提唱する診断基準を採用するのが一般的となっています。

人間ドックで検診を受けた方で、日本動脈硬化学会の診断基準に引っかかるという人は、病院へ相談してみたほうが良いでしょう。

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脂質異常症の治療方法について


 脂質異常症の治療方法は3つあります。食事療法、運動療法、薬物療法です。 

脂質異常症の改善目安は、その人ごとに違います。

「ここまで下げましょう」という目標数値は、その人の遺伝的疾患発症リスクや生活習慣、性別、年齢などによって異なってくるからです。

改善目安の数値は医師によって設定されるのが一般的です。

「このへんなら良いだろう」ではなく、動脈硬化や心血管イベントの発症リスクをできるだけ下げるためにも、自己診断は危険です。

病院へ行って医師の指導を受けましょう。


食事療法


 カロリーを適正量に抑え、過度なアルコール摂取や脂質の摂取があった場合には抑えます。 

糖質制限などが行われる場合もあります。

食事療法は、ただ単に食事を減らせばよいというものではありません。

コレステロールを下げるのに必要な栄養素もあり、それらを抜いた状態の食事療法がおこなわれてしまえば逆効果となります。

必ず医師と相談してください。


運動療法


メディカルチェックを受けた後で、有酸素運動を行う方法です。

有酸素運動は中性脂肪を減らし、LDLコレステロールを血管壁から落としてくれるHDLコレステロールを増やす働きがあります。

筋肉量が増えることで基礎代謝量の増加も見込めるため、肥満解消につながるメリットもあります。


薬物療法


脂質異常症で最初から薬物療法を行うことはあまりありません。

食事療法や運動療法で改善が見込めない場合や、数値があまりにも高すぎて動脈硬化の発症リスクが高いと判断された場合に採用される方法です。

 コレステロールだけが高いのか、中性脂肪とコレステロールの両方が高いのかによって、薬は異なります。 

目標値まで達成すると薬物治療は終了し、運動療法と食事療法で継続して様子を見ていく流れになります。

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数値が気になる方、魚を食べる機会が少ない方、魚が嫌いな方へおススメです。


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オレンジ風味なので、継続して飲みやすいと評判です。


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初回はお試ししやすいお値段となっています。

   

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