コレステロールを下げる薬の副作用や種類まとめ

LDLコレステロールを下げる薬

コレステロールを下げる薬は脂質異常症、高脂血症の改善のために処方されています。

たくさんの種類の薬が開発され、さまざまな病態に対応できるようになっています。

おそらく、検査結果が思わしくないと病状の改善のために内服をすすめられるでしょう。

高コレステロールの状態、主にLDLコレステロール値が高いと動脈硬化、狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患のリスクも高くなります。

食事療法や薬物療法を用いることでLDLコレステロールを下げることができると、発症のリスクを抑えることができます。

では、コレステロールに関する薬はどんなものがあるのでしょうか?

果たして薬の副作用はないのでしょうか?


薬の種類


大まかに示すと スタチン、フィブラート系薬、ニコチン酸系薬 の3つを高脂血症の病態に応じて使い分けます。


スタチンとはどんな薬か?


スタチンはコレステロールの合成を抑制する働きをします。

血中のLDLコレステロールを20~30%低下させることができます。


スタチンの薬剤名(メーカー)


  • メバロチン(第一三共)
  • リポバス(MSD)
  • ローコール(ノバルティス)
  • リピトール(アステラス)
  • リバロ(興和-興和創薬)

スタチンの副作用


副作用は横紋筋融解症とよばれるものです。手足、肩、腰、その他の筋肉の痛みがでます。

手足の腫れ、脱力、こわばり、全身のだるさ、赤褐色尿などさまざまな副作用がでやすいのも特徴です。

このような症状がでたらすぐに医師に連絡します。

その他、しびれ、めまい、貧血、不眠等の副作用にも注意を要します。

なお、ワルファリン(抗血栓薬、血液をサラサラにする)を併用している場合は、ワルファリンの効きが強くなるので注意が必要です。

リピトールは、クラリスロマイシン(抗菌、いわゆる風邪薬も該当する)と一緒に飲むとリピトールの作用が強くなってしまいます。

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フィビラート系薬とはどんな薬か?


トリグリセライドの上昇を抑え、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる働きをします。

高脂血症の原因は、コレステロールもしくはトリグリセライド(TG)のどちらかの増加、もしくは両方が増加した状態をさします。


ベザフィビラート系薬の薬名(メーカー)

  • ベザトールSR(キッセイ)
  • ベザリップ(中外)
  • リピディル(あすか-武田、科研)
  • トライコア(アボット-帝人)

ベザフィビラートと呼ばれている薬 ⇒ 透析患者、重い腎障害がある方は使用できない。

フェノフィブラートと呼ばれている薬 ⇒ 肝障害、中等以上の腎障害のある方は使用できない。


ベザフィビラート系薬の副作用


 副作用は、横紋筋融解症(特に腎障害患者に多い)や肝障害です。この薬もワルファリンの効きを強めてしまいます。 


ニコチン酸とはどんな薬か?


脂質の代謝を改善する作用や、末梢の血行を促す働きをします。重症な低血圧症の方は使用できません。


ニコチン酸の薬剤名(メーカー)


  • ユベラN(エーザイ)
  • ペシリット(三和化学)

ニコチン酸の副作用


副作用は顔面紅潮、熱感、発疹、掻痒感といった皮膚症状、食欲不振、下痢、便秘等の消化器に影響を及ぼします。


3つの薬に共通している副作用


 腹痛、嘔気、消化不良、下痢、便秘と消化器系の副作用があることです。 


メタボリックシンドロームとの関係


LDLコレステロールを下げる薬を飲むことで、動脈硬化が原因の病気は減らすことができます。

しかし、抑制効果は3割ほどです。

コレステロール値だけを気にするのではなく、腹部肥満、高血圧、脂質異常と見ていかないと根本解決にはならないのです。

コレステロール値を下げるには、肥満を解消することも必要になってきます。

そうなると、運動療法、食事療法も併用しておこなうのが良いでしょう。


まとめ


内服によりたしかにLDLコレステロールを下げたり、HDLコレステロールを上げることは可能となります。

ただ、定期的に血液検査をして薬の効きを確かめる等、管理も継続していきます。

薬物療法はどうしても副作用があるのです。

 重大な副作用として、横紋筋融解症があります。 手足、肩、腰、その他の筋肉の痛みがでれば身体に影響します。


薬を飲んで痛みがでるのは辛いですね。

手足の腫れ、脱力、こわばり、全身のだるさは日々の生活に大きく影響を与えてしまいます。

身体が動かないと意欲・気力がなくなり、しまいには心も動かなくなってしまいます。

LDLコレステロールの数値が仮に良くなったとしても、日常生活の質が落ちてしまっては意味がありません。

特に他の疾患を持っていると薬の飲み合わせによっては、お互いの作用を強めたり、反対に弱めたりと予想していなかった副作用を引き起こす恐れもあるからです。

薬を使用するには自己判断せず、医師とよく相談しましょう。

処方が始まったら自分の状態をよく観察し、副作用が現れたら無理に飲み続けることなく、医師に連絡しましょう。

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